クローズドなカイシャ社会

とある派遣会社で長期の仕事があってほぼ確定しそうだったけど蹴った。理由はただいま極限の金欠なのでできるだけ日払い、週払いのできる派遣会社が良かったのと正社員になれる”かもしれない”派遣社員にあまり魅力を感じなかったからです。そういう”かもしれない”不確実なので良いのかなと思ったりで。

ここ数年本当に格差社会になりまして、正規と非正規(社員)の差が広がりました。ただどれだけ非正規で仕事ができても、非正規から正規になれるわけではなく(正規の枠がもともと狭すぎる)、同じ仕事をしてるのに待遇たけ格差があるわけです。キャリアも同じ仕事をしていても正社員なら経験になり、派遣やバイトなら経験として認められないときもあるのです。立場によって変わるのはおかしいでしょ?

非正規だと正規になるのがゴールのように思われるけど、なれないのであれば非正規の世界を生きなきゃいけないわけで、それだったら様々な職種を経験したほうが幾らか良いわけです。それが正規の社会では経験と認められなくても「経験」には変わりないのですから。要するに「社会のしくみ」そのものが違うということ。

キャリアを積ませてくれないのであれば、自分で試行錯誤してやるしかないんですよ。そういう点で非正規ばかりを経験している私から見て正規の人って甘いよなと感じます。逆に正規の人からすれば非正規は甘いと言われるのですがそれも「社会のしくみ」が違うのでそう思われても仕方ないと思ってます。

そういう現状が表に出てこないのもクローズドなカイシャ社会だからで、正規と非正規の分断ってもう別大陸のようになってしまっているのかもしれません。同胞だけどもその中で完全に社会が分断されてる。家庭内でも、会社内でもそういう違う立場の人に対する無理解が起こってくる。どっちがどっちでもないけど、まるで原住民と新住民の対立のように。そのようなことになっているのは海外の人からすると理解不能なのは間違いない。

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