テレビは見ないのでTwitterで知ったのですが「博多駅の駅前通りが陥没してるとのこと」。何のことかさっぱりわからなかったのですが、どうも七隈線の延伸線(天神南~博多)の建設現場。去年の5月に深夜に天神から博多のネットカフェに行こうとしてたときに通った大通りでした。
【続報】博多駅前の道路陥没、けが人はなしhttps://t.co/m67SmQLgI4
現場の地下約25mでは、市営地下鉄七隈線の延伸工事をしていた。この事故の影響で、駅前の県道約400mが全面通行止めとなっている。 pic.twitter.com/QbWyoiafiL
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2016年11月7日
この辺りは博多の駅前ということで深夜もある程度人通りがあります。初動で通行止めにした対応は良かったものの、日本の土木工事の質が落ちたことは否めません。この工事だけではなく全ての産業において安っぽくなってしまったような気がしてます。労働について考える時期に当の昔に差し掛かってたのですがそれをこの国の本当に「悪い癖」の根性論に任せてしまったところがあるのでしょう。
延々と続く賃金低下とともに「働く」価値が下がっていき、そして質も下がっていくという悪循環で悪くなるばかりの今を象徴してるような光景です。おそらくこういう事故は今の体制を続けてる限りは今後も続くでしょう。愛国心を持ってる方も単純に一片だけ取り上げて「日本はすごい」ではなく、全体的に見てほしいものです。
これは天災ではなく人災であって、この場合の危機管理能力は事故を起こさないことですから。